菱信工業株式会社 冷凍・空調装置の販売、設計、施工、メンテナンス

会社情報

漁港にとっての生命線「製氷機」の新設工事。
水揚げされた魚の鮮度を保つために海水を使用して大量の氷をつくる製氷機。
漁業関係者にとって、鮮度の良い美味しい魚を、
食卓まで届けるため、鮮度を左右する重要な機械。
この製氷機の新設工事は、漁業関係者の強い願いの
こもった現場でした。

当初の役割は現場監督でした。ところが蓋を開けてみたら、
自分たちで設置までやらなければならない状況になっていました。
勝手知ったる大型冷凍機ならともかく、今回設置の製氷機は、
これまで担当していた大型冷凍機との共通点は、全くと言っていいほどありませんでした。
何から何まで初めてで、不安いっぱいのスタートでしたが、そんなこと言っててもはじまりません。
すぐに、社内で情報収集を行い、そして協力業者さんにも相談し、まずは全体像とやるべきことを明確化。
そうそれはまさしく総力戦でした。

機械も、もちろん自分たちですべて組み立てました。想像以上に重く、しんどかったです。
予定通りにいかないことだらけでした。部材が合わなくてサンダーで穴をあけたり、ネジをドリルで開けたり、
常に現場で調節をしていました。そんなトラブルは日常茶飯事、常に知恵を出さないと前に進めない状態でした。
それでも私たちは前しか向いていませんでした。立ち止まっていては終わらない。
難題に次ぐ難題に、正直、心が折れかけることもありましたが、それを救ってくれたのは、
仲間である宮田くんの存在でした。2人以外の代わりがいなかったから、お互いがお互いを支えていた。
自分のため、仲間のため、そして会社の評判を落としたくない!お客様がいる限り心を折ってはいけない。
私たちが会社の看板を背負っているんだ!という使命感に燃えていました。

前工程の遅れで、自分たちに与えられた工期が少なくなり焦るばかり、それでも工期は変わらない。
工期を守るため、宮田くんと交代で二人三脚で頑張りました。工期まで時間の余裕もなく、
週末も現場にいく日々が続き、家族との時間はどうしても後回しになっていました。
家族からは「本当に仕事なの〜?」と疑いをかけられたことも(笑)
小学校1年になる娘が「パパの仕事ってどんな仕事?」と聞いてきたので、よく行く近所の商業施設の空調を例に、
「みんなが快適な空間を過ごせるように影で支えるお仕事なんだよ〜」と話していました。
とある日曜日、屋上で作業をしていると「パパ!」と下から呼ばれてびっくり!妻と子どもが高速にのって
職場まで応援に来てくれていました。緊張感張りつめた現場に、さわやかな心温まる風が吹きました。
家族との時間をとれず申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、
一生懸命働いている姿を見せることができて本当によかったと思いました。
支えてくれる家族のためにも絶対に成功させる!工期に間に合わせる!強いパワーがあふれてきました。

完成を披露する竣工式はまさに感動でした。新聞社もかけつけるなど100人以上の関係者の中、
氷が勢いよく出てきたとき、拍手と歓声が沸き起こりました。その瞬間、裏方の機械室で宮田くんとガッチリ握手。
腰が抜けるほどの安堵と達成感。そしてすべてが報われた瞬間でした。
工期は守って当たり前、成功して当たり前。その責任の重さにも「何がなんでも喰らいついてやる!」という気持ちで
仕事に臨んでいます。それが会社の信頼につながり、仲間はもちろん自分のためにもなるのです。

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